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大原孝治氏の優れた経営手腕について

大原孝治氏は2014年に株式会社ドンキホーテホールディングスの代表取締役兼CEOに就任しました。ドン・キホーテは設立当初、株式会社ジャストという名称で卸売業を営んでいましたが1989年に業態を転換します。小売業に進出し第一号店である府中店を開店すると、1995年には社名をドン・キホーテとしました。大原孝治氏は1963年8月23日に東京都で生まれ、1993年に同社に入社しました。当初は府中店のコーナー担当者でしたが、木更津店や幕張店などの開店に際しては店長を任されます。同社は現場第一主義が特徴で、常に変化し続ける消費者のニーズに迅速に対応するよう努めています。

大原孝治氏は現場の経験に基づく迅速な経営判断に定評があります。同社では2017年に国内外で400店舗の出店を達成しました。店舗数が拡大すれば売上も大きくなりますが、コストも増大するのが一般的です。しかし同社では店舗数と売上高が増えるだけでなく、高い利益率を誇っています。その背景には同氏による迅速な経営判断があります。例えば新規に出店した店舗の利益率が当初のマーケティングによる仮定と異なる場合、原因を分析し修正できなければ閉店を決断します。このように経営判断が迅速で、地域ごとのニーズを把握し適切な出店と閉店を行なうことで高い利益率を達成しています。ドン・キホーテグループは2020年までに500店舗の出店を目標としており、日々スクラップ・アンド・ビルドを繰り返しながら成長を続ける企業です。